今回お送りする記事は、情報系の大学以外の文系未経験の方に、IT業界や職種について簡潔に分類していきます。
未経験でいきなり「IT業界を目指したい!」と言っても、野球やサッカーを知らない人がなんでもいいからスポーツがしたいと言うのと同じです。
具体的に自分はどういう職種のIT企業を目指すのか明確にしていたほうが、あとで後悔しませんし自分のやりたいこととマッチするはずです。
大学生で就活中の場合は必見です。
目次
文系未経験大学生必見!IT業界とは
IT業界は4つに大別できます。
大きく以下のような業界に分かれています。
・インターネット業界・Web業界
・情報処理サービス業界
・ソフトウェア業界
・ハードウェア業界
ITは見えないところで莫大な予算で国民の生活を支えておりますが、見えていないが故にわかりにくかったりするはずです。
インターネット業界やWeb業界はGoogleやYahoo!などわかりやすいですが、そのほかは普段の生活では実感しづらいです。
また、IT企業の情報は企業や個人のプライバシー情報を取り扱っているため秘密にしなければなりません。
そういう意味で、秘密を堅実に守れる大学生はIT企業に向いているかもしれませんね。
IT業界の職種とは
IT業界をさらに深く掘り下げ、それぞれの職種について見ていきましょう。
システムエンジニア(SE)
ITに総合的に関わる職種です。上流工程の仕事なので、プログラミングはあまりやらないですが、全体のプロジェクトをチームとして引っ張っていくリーダーです。
マネジメントとして社員の管理や工数の見積もりなども仕事の中で効率的に行います。
プログラマー(PG)
JavaやC#、PHP、Pythonなど言語の種類は多いですが、より専門的に扱える言語に対応していきます。
上流工程ではなく下流工程の仕事なので、下請けのイメージが強いですが、手に職をつけたいならば持ってこいの職種です。
ITコンサルタント
お客さんの企業の業務上の課題を聞いて、その問題をITを使って解決していきます。
工場の労働者の効率的な導線づくりや遊園地の顧客数の改善など、さまざまな業務の改善にキャッチアップしていきます。
セールスエンジニア
営業面でエンジニアとして表舞台に立つ職種です。
裏でプログラマーやコーダーが作ったWebサイトで自社の技術力の高さを証明し、他社にホームページ制作の営業をかけます。
自分がプログラミングをごりごりするわけではないですが、営業力が身につきます。文系未経験でプログラミングが苦手な人は、案外この職種が合っているかもしれません。
Webデザイナー
プログラミングというよりコーディングがメインのデザイン業です。彼らの中にはプログラマーとコーダー両方できる人もいます。
Webサイトの見た目やレイアウトをPhotoshopやIllustraterを使って装飾をしたり、HTML, CSS, Javascriptでプログラミングやコーディングをします。
HTML, CSSは論理的思考力というより、どれだけタグや要素について知っているかどうかなので、Webデザイナーは文系には人気の職種です。
まとめ
いかがでしたか?IT業界は4つに大別できるということ、職種はさまざまであることが読み取れました。
「IT業界に入りたい!」
と思っていても、漠然としていては志望動機も立てづらいですし面接でどんなことをやりたいのかアピールできません。
「水泳をやりたい!」というのと「スポーツをしたい!」というのとでは意味が全然違いますよね。
水泳やサッカーをやりたい人のほうが、やりたいことが明確です。
文系未経験大学生の方も業界研究として、まずはIT業界を知るところから始めましょう。