項目それぞれの切り替えのことをMotionBoard上では、項目変更と呼んでいます。
事後計算などで項目変更を作ろうとすると、下図のようなエラーが出てしまうので注意しましょう。
エラー:データ入力項目と事後計算項目以外の有効な項目を追加して設定してください。
それでは、項目変更について解説します。
【MotionBoard】列、行の項目をチェンジ(切り替え)してデータを抽出する方法!項目変更とは
下図のようなデータの左側(行項目)に「年月」という項目が存在しています。
今回はこの年月を基準に、年、月、半期、四半期というそれぞれの行項目をMotionBoard上で作り、同じチャート上で、年、月、半期、四半期の切り替えを行ってみましょう。
項目それぞれの切り替えのことをMotionBoard上では、項目変更と呼んでいます。
↓チャートにすると・・・
行軸や列軸がわんさかいて、ごちゃごちゃしてしまいます。
このまま表示してしまうと、棒グラフの棒よりも、軸のほうが気になってなんとかしたいと思うはずです。
今回は、年、月、半期、四半期というそれぞれの行項目を個別に1つだけチェンジして表示する方法を解説します(列項目においても同様のやり方と手順です)。
なお、年、月、半期、四半期の日付グループ項目の作り方は、こちらを参考にしてください。
まず項目変更を行うためには、項目個数分のボタンが必要になります。
そのため、まずは下記に記したようなボタンを4つ、空いているスペースに作ってください。
このボタンを押すと、年、月、・・・といった感じに1つだけに切り替わるようになります。
ユーザーにボタンを見せる必要がない場合は、ボタンの操作を別の入力アイテムに行わせ、ボタンは非表示にしておきましょう。
まずは年(ねん)を作っていきましょう。
ボタンを作り、アクション追加ボタンで「項目変更」を選択します。
項目変更で「年」にチェックをいれます。他の列項目と集計項目は「変更対象にする」のチェックを外しておきます。
実際に、年のボタンを動作させると、下図のように年だけのデータが抽出されます。
これで、年(ねん)を1つだけ切り替えして、年単位でデータを抽出することができます。
同様に、月、半期、四半期も同様の手順で項目変更していきましょう。
月だけが表示されています。
半期だけが出ています。
四半期だけが出ています。